商品番号をネットショップ運営に役立てるには
ネットショップを開業し全国のお客様に対して商売を行うにはもちろん商品をお店に掲載しなければいけません。
ネットショップに商品を掲載することを商品登録と呼びます。
商品登録を行う際には商品番号とか商品管理番号と呼ばれる商品ごとの識別番号を割り振っていきます。
この商品番号は自社サイトでも楽天市場でもYahoo!ショッピングでもamazonでも必要となります。
初めてネットショップを運営する際にいきなり自社サイト、楽天市場、Yahoo!ショッピングと多店舗運営を始める方はなかなかいらっしゃらないと思いますが、
今後多店舗運営を行っていく可能性があり、同じ商品を多店舗で扱う可能性があるのであれば、商品番号は共有することをオススメします。
もちろん楽天市場、自社サイトで同じ商品でも違う商品番号を割り振ることはできますが、
ネットショップの運営が軌道に乗ってきて、多店舗展開をし、一括管理ソフトなどを用いて商品管理や受注管理を行うようになった際には商品番号が同じでないと管理できないケースが多いです。
商品番号に情報を込めて快適ネットショップ運営!
商品番号を決める時になんとなく20130613といった日付にしてみたり、
00000001、00000002、00000003といった順番に割り振ったりするのはとてももったいないことです。
仕入先がわかるようにイニシャルを振りak0000001としたりする場合もありますし、
JANコードを商品番号にしたりするケースも多いようです。
他にも仕入先の商品管理番号を商品番号としてつけるというケースもあります。
個人でネットショップを開業し一人でコツコツ運営をしている場合でも将来的にネットショップ事業が拡大し、スタッフを雇ったりすることもありますので、「自分はわかっている」という管理方法ではなく、発注担当や梱包・配送担当のスタッフを雇った場合にでも役立つように商品番号を決めることをオススメします。
発注の際に必要な情報としては「どこの仕入れ先」「発注する為に必要な情報(商品名や仕入れ先の商品管理番号等)」「個数」といった内容。
梱包・配送の際に必要な情報としては「どの商品か特定する情報」「個数」といった内容です。
『在庫を持って運営する』か『在庫を持たずに受発注で運営する』などのネットショップの運営業態によって必要な情報が異なってきますので、絶対にコレ!という決め方はありませんが、
在庫を持って運営する場合であれば、【仕入先】【在庫がどこにおいてあるか特定する方法】【発注者に必要な情報】【検品者が商品を確認できる情報】を商品番号に与えましょう。
例えば、在庫を置く棚にあらかじめX棚、Y棚、Z棚でそれぞれ1〜5の数字を割り振っておくと、仕入先がA社でXという棚の4番に置いてある商品で、仕入先の商品番号が55555という場合であれば、
a-x4-55555という商品番号にしておけば、A社の商品でX棚の4番に在庫を置いていて、仕入先に発注する際の番号は55555だということがわかります。
必要であれば、JANコードなどをさらに付け足しておけばより確実に商品確認ができます。
在庫を持たずに受発注で運営する場合は、【仕入先】【発注者に必要な情報】【検品者が確認できる情報】【JANコード】を商品番号に与えます。
例えば、仕入先がB社で仕入先の商品番号が66666でJANコードが4356000000000の場合
b-66666-4356000000000と商品番号をしておけば発注者も検品者も、梱包・配送者も確認できますね。
一応、商品番号を決める前に、
字数制限とハイフンなどが使用できるかどうかを確認しておきましょう。
JANコードは13桁と字数が多いので注意が必要です。
楽天市場もYahoo!ショッピングもハイフンは使えますし、楽天市場の商品番号は半角32文字以内まで可能です。Yahoo!ショッピングも半角英数字と半角ハイフン99文字以内まで可能。
あとは自社サイトの仕様などを確認しておきましょう。
商品番号(商品管理番号・商品コード)は楽天市場やYahoo!ショッピングでは商品ごとのURLとなりますので、一度決定したら変更しないようにしましょう。
発注する際に余計な文字が付いていて一括で発注ができないのが困るという場合は、少し難易度は高くなりますが、あらかじめEXCELで商品マスタを作成しておき、VLOOKUPなどの機能を使って商品番号から発注に必要な情報だけを抽出することもできます。
ネットショップ運営が軌道に乗りより作業効率などをアップさせる際にはCSVデータというものを使用する機会が増えてきます。
CSVデータはEXCELで開いて作業できますので、EXCELのスキルアップはネットショップ運営にとても役立ちますので、是非EXCELのスキルは身に付けましょう!
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