競合がひしめき合うところで勝負をしない

後発ネットショップの勝負どころはロングテール戦法

無理をしないネットショップ運営を心掛ける

今からショッピングモールに出店してネットショップの運営を始めようとする場合、
よほど独占的な人気商品や圧倒的な仕入力や資金力がない限りは不利な状況でのスタートとなります。

 

楽天市場での検索結果の順位にレビュー数が関係していることは有名です。

 

何年も前から楽天市場に出店していてレビューがたくさんついている商品と
今から出店してレビューが付いていない商品とでは検索順位に大きな差が出ます。

 

レビュー以外にも楽天検索順位を上げる楽天SEOなる手法もあるようですが、
かりに同じくらいの検索順位であったとしてもレビューが多い商品には圧倒的に不利です。

 

レビューというのは検索順位に影響を与えるだけでなく、
口コミなので、その商品の信用度にそのまま直結します。
つまり、買おうかどうか迷っているお客様を後押しするツールでもあるわけです。

 

同じアクセス数があったとしても購入率はレビューが多い商品の方が圧倒的に高くなります。

 

もう一度いいますが、独占的な人気商品を持っていたり、
最安値で販売しても利益が十分残る仕入価格を実現できたり、
純広告やサーチワードなどの広告に費やす莫大な資金があれば話は別です。

 

そうではなく、他のお店でも売っているような商品を販売していく場合はやはり後発組は不利なのです。

 

この商品さえあれば、ガンガン売れるという商品があればいいのですが、
ない場合はとにかく他店が力を入れていない商品で売り上げを立てることを目指すことをオススメします。

 

それがいわゆるロングテール販売戦法です。

 

本来は柱となる売れ筋商品があってそれ以外の商品が広く浅く売上を底上げする為に行うものですが、
柱がなくてもロングテール戦法はしていくべきです。

 

ニッチな商品であってもたくさん集めれば大きな売上になります。

 

大人気商品で価格を下げ、利益を削っていってまで勝負するべきではありません。

 

なにせ顧客を呼び込むために赤字を切って販売しているお店もありますので、価格勝負で勝てるはずがありません。

 

価格比較されると勝てない商品でも例えば、全く異なる商品とのセット販売にしてしまえば比較できません。
これも一つの戦い方です。

 

単品では無理でも例えば化粧品で冬の乾燥対策保湿セット!として美容液や化粧水、乳液などのセット商品を販売すれば容易に価格比較できませんし、
他のお店がそのような販売をしていなければ競合のいない部分で勝負できます。

定番商品だけでなく新商品もすぐに販売する

ロングテール戦法では販売していればちょこちょこ売れる昔ながらの定番商品の数を増やしていくと同時に
新たに紹介がきた新商品の販売を案内と同時に開始することも大切です。

 

最近は新商品はメーカーや一部の小売店で先行販売してみて実績などを作ってから一般小売店へ案内することも多いのですが、
案内がきてすぐにアップすれば、まだ取扱いしているお店は10〜20店舗くらいなはずです。

 

同じ商品でも300〜500店舗が扱っている中から選んでもらうのと、
10〜20の店舗から選んでもらうのでは確率が全く違います。

 

新商品なのでレビュー数で負けることもあまりなく、ライバルも少ない中で販売できるのでオススメです。

 

新商品はどんどん販売すべきですが、注意しておきたいことは廃盤です。
新商品なのに廃盤?と思われるかもしれませんが、
毎日のように新商品が発売される時代なので、商品の寿命も短いのが現状です。

 

そのため、売れない商品は初回ロットだけで販売を中止してしまう場合もあります。

 

新商品の案内がきてすぐに販売を開始したのに1週間後に廃盤の案内がきたということもザラにあります。

 

定番商品は昔からの人気商品なので、リピート客や愛用者が付いていてなかなか廃盤になりにくいのがメリットです。
新商品はいつ廃盤になるかわからないリスクはありますが、すぐに販売することで競合の少ないところで勝負できるのがメリットです。

 

価格で勝負する商品もあっていいですが、そこだけに力を入れるのではなく、
定番ロングセラー商品や新商品にも力を入れることでロングテールで売り上げの底上げを狙うことができます。

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