オリジナル商品型のネットショップとは
オリジナル商品型のネットショップとはメーカーや問屋から商品を仕入れて販売するのではなく、
メーカー機能を持ちながら販売する形態、つまりメーカー直販型のネットショップを指します。
オリジナル商品型のネットショップのメリットといえば、高利益を得られるという点と、
ヒットすればそれこそ莫大な利益を生み出すことができます。
デメリットとしては、在庫を持つリスクとオリジナル商品をブランドとして認知されるまでに多大な労力が必要となる点です。
在庫を持つリスクといっても最近は少数ロットでOEM商品を作れる時代ですので、
何百万という資金が必要ということはありません。
数十万からオリジナル商品を作ることは可能です。
また、すでにメーカー機能があり、ネットショップでの新たな展開をかける場合と、
全くの一からオリジナル商品を作って販売するのとでは売上を上げるスピードも異なってくるでしょう。
オリジナル商品と仕入商品には大きな違いがあります。
仕入商品が扱っているだけでもそこそこ売れるというのは、
その商品のメーカーや他の販売店、実店舗などが一生懸命にプロモーションをかけているからです。
それによってどんな商品なのかというのがある程度お客様に知ってもらっているので購入されやすくなります。
ですが、オリジナル商品は自分が動かなければプロモーションをかけてくれる人はいません。
オリジナル商品型のネットショップを開業し、運営を始めたとしても全く売れないということは当然のことだと思いましょう。
苦労はありますが、オリジナル商品は育ててブランド化していけば売り上げも利益も莫大に得られる可能性が高いのです。
ではオリジナル商品を作っていざネットショップで販売する際にはどのようなステップを踏んでいけばいいのでしょうか?
オリジナル商品はまず認知されていません。そして商品に対する情報が全くない状態からのスタートとなります。
つまりお客様を集めてきて、そしてそのオリジナル商品がどのような商品で、他の商品とどう違っていて、それを使用することでどうなるのかを丁寧に伝えて使ってもらってファンになってもらってお客様に応援をしてもらわなければならないのです。
まずはオリジナル商品の魅力を十分に伝える必要があります。
その為にはその商品についての精魂を込めたセールストークページ、ランディングページを作成する必要があります。
情報がないのに売れる商品は他の人や企業や口コミによって情報が伝わっているからです。
オリジナル商品はまず商品についての充分かつわかりやすい説明が不可欠です。
もちろんページ作成の際にはどういった方が使用するとどのようなメリットがあるのかというターゲットと価値を記載しなければなりません。
興味を持ってもらうための「つかみ」やお客様が実際にそれを使用して『これをつかったらこんなにいいことがあるんだろうなぁ』と想像してもらい、価格や商品力(差別化)などの比較をされても、この商品がいいと納得して購入を決めてもらうように工夫しましょう。
そういったページを用意して、どのような手段で伝えていくのか、集客してくるのかを考えましょう。
広告なのか、リスティングなのか、アフィリエイトなのか、SEOなのか、facebookなのか、ツイッターなのか、手段は色々あります。
どれもやった方がいいのですが、いきなり高額な広告を打っても資金がすぐに尽きてしまっては意味がありません。
SEOも業者に依頼するのであれば、最初はしない方がいいと思います。自分で対策できるのであればやった方がいいでしょう。
リスティングは費用対効果を確認しながら運用ができますが、初心者であれば、ダイエットとかシャンプーとかいわゆるビッグワードで運用しがちです。
確かにダイエットとかシャンプーとかは検索回数は多いのですが、これらのキーワードで検索する場合は情報を探しているケースが多く、
しかも「ダイエット」で仮に検索しても目当ての記事が見つからないと次には「ダイエット 器具 おすすめ」などで検索します。
だからクリックだけされてすぐに去っていってしまう可能性が高いです。
その為、購入の意思があると思われるキーワードでリスティングを運用する必要があります。
もともと認知されている商品であれば「スカルプD 通販」などの「商品名 通販」とかが購入意欲の高いキーワードとなります。
オリジナルの場合は認知されていないので『悩み』などに対する解決策の提案としてのキーワードを探しましょう。
アフィリエイトは成果報酬型なので売れた時だけの報酬支払でいいのでオススメですが、
いざアフィリエイトを開始するとまずA8などでは初期費用も高く、月額費用も5〜6万します。その上でアフィリエイターへの報酬とA8へのロイヤリティが掛かるので費用がかなり掛かります。
しかも、ライバルたちがとても高い報酬額を設定していたりしますので、びっくりすることでしょう。
自社でアフィリエイト機能を持たすことも可能ですが、その場合はアフィリエイターを自ら集めてこなければなりません。
アフィリエイトはアフィリエイターに商品の魅力を伝えることでアフィリエイターが集客とセールスをしてくれます。
できるなら是非アフィリエイトは利用した方がいいのです。
アフィリエイトによる販売促進を考える場合は、
「損して得を取る」という考え方が大切です。
いくら高利益なオリジナル商品とはいえ、実際アフィリエイト広告をしてみたらわかると思いますが、ライバル達と張り合うと赤字になります。
ではどうやって儲けるのかといいますと、
アフィリエイトで成功している企業はリピーターで儲けています。
その為、アフィリエイトを考える場合は何回リピートして貰えば利益が出るのか、そしてどうやったらオリジナル商品を気に入って頂きリピートして貰えるのかを考える必要があります。
もちろん商品自体が優れていなければ話になりません。
価格も含めて商品力があることは前提です。
同じような商品は他にもあるけれど自分の商品の方が圧倒的に安いとか、
自分の商品は他の商品にはない独自の機能があるとか、そういったことがなければオリジナル商品を販売することは難しいです。
ですが、ちゃんと商品について知ってもらえば絶対必要する人がいると確信できる商品なのであれば、
しっかりとプロモーションを行うことでブランド力が付き、飛躍的に売上も利益も上げることができることはオリジナル商品型ネットショップの魅力です。
関連ページ
- 専門店型のネットショップ
- 自社サイトとして立ち上げる際に一番オススメの方法が専門店型ネットショップです。ペット商材ならペット商材専門の、インテリアならインテリア専門のネットショップを運営するという方法です。
- 総合百貨店型のネットショップ
- 大きな売上を築くことができる形態が総合百貨店型のネットショップです。百貨店型のネットショップを作る際のメリットやデメリットを説明します。
- 価格訴求型のネットショップ
- 価格面で優位な商品を販売して薄利多売の方法で販売していくのが価格訴求型のネットショップです。 価格訴求型というのは最安値などで勝負をすることです。その際にはどうやって運用していくのがオススメなのか説明します。